いつのまにか師走
12月も半ばを過ぎてしまいました
BUMP OF CHICKENやKing GnuのCDを予約購入してライブチケットの抽選に参加→座席確保
何気なく始めた統計学入門の学習に苦しみながら過ごしていたら紅白出場歌手の発表もあり
リストに並ぶこの出場者に注目しています
Official髭男dism
ええっ!ビックリだけど嬉しい!!
数年前から(QUEEN紅白にどうですかね?)とSNSや心の中でつぶやき続けていた成果でしょうか(まあ違うとは思いますがほんのちょっとは声として届いたのかも)
2月に来日、札幌・名古屋・大阪・東京ドームツアーの予定です!
チケット残り少ないですが見たい人はリセールもあるでしょうからぜひ諦めないでね
12月13日に新曲『SOULSOUP』がリリースされました!
劇場版『SPY×FAMILY CODE:White』の主題歌です(劇場公開は12月22日より)
配信スタートと同時にMVも公開されています
活気あるラーメン店でBGMとして延々流してもらいたいような出来栄えです
ヒゲダンのメンバー4人はここに弟子入りでもしたのでしょうか
スープ作りに日々奮闘し、とうとう生命蘇生のスープ素材まで探し出した模様です
毎回見るたびに笑ってしまうシーンありますよね?ね?
少なくとも私はそんな状態です
ギターのタッピング(速弾き)というんでしょうか(レガート奏法というのもあるらしい)
ピロピロピロピロって聞こえるあの音(ど素人なので稚拙な表現失礼)
この技術に近年のブライアン・メイのサウンドメイクを思い出しました
具体的に言えばライブでのBorn To Love Youのあの間奏ですよ(伝われ)
小笹大輔さんのポスト、わかる人にはわかるみたい
SOULSOUP、イントロからマッチョのCory Wongが全力疾走してきたと思ったら、サビで革ジャンハーレーのNeal Schonが追い抜いてきて、ギターソロやアウトロではもうF1レース会場に着いちゃった、みたいなイメージでギター弾きました。#何言ってんだ大輔 #ギタリストには伝われ… https://t.co/9w1CiegQte
— 大輔 Official髭男dism (@daisuke_higedan) 2023年12月12日
歌詞について
一聴してまず気になるのは「役不足」というワード
①俳優などが、自分に割り当てられた役に対して不満を抱くこと。
②その人の力量に比べて、役目が軽すぎること。「ーの感がある」
▷誤って、力不足の意に用いることがある。
さっそくSNSで反応が続々噴出してます
皆さんの意見を読みながら(本当にそうか?)という命題が浮かびます
まずこの誤用は一般的に有名なもの
平凡な脳みそを持った私でさえ(おや?)とフックされたので
普通に考えれば作者の意図通りなんだと思います
SNSの中でわざとこの言葉を選んでいるのではという考察を発見
そして私も考察してみたくなったので歌詞を何回も読み返しました
『息を吸った時に感じた外野の香ばしさと
銀色の匙に映り込んだ歪にこちらを睨む顔
「あんたじゃ役不足だ」と主張しているみたいだ
余計な五感は塞いだ』
私の中で何かが閃きました(以下、私見です)
外野とはヒゲダンの音楽を受け取って感想を垂れ流す有象無象
銀色の匙とはSNS界を映し出す鏡のようなもの
「あんたじゃ役不足だ」と主張してるみたいなのは有象無象が発信している”がなり声”
だからそんな不快なものをシャットダウンするために五感を働かせるのを止めた
外野の香ばしさも鼻を利かせなければ嗅ぐこともない
歪にこちらを睨む顔も目を瞑ってしまえば見えない
がなり声だって耳を塞いでしまえば聞こえない
つまり「役不足だ」と誤用しているのはどうにかしてヒゲダンの足を掬いたいと思って騒いでいる人々のほうなのではないでしょうか
有象無象の香ばしい臭いを放ち
歪な表情を見せ
不快ながなり声で喚き散らす
Web上に生息する人々なのではないでしょうか
端的に言えば「ヒゲダンなんてダメだね。役不足だね。」と誤用していることにより逆に褒めてるというオチだったりして
もっと言えば他人の言うことが正しいなんて限らない、むしろ間違っているということ
銀色の匙に映し出された世界に気を囚われすぎてしまったら疲弊するばかりです
なのでデジタルデトックスはアーティストの皆さんには必須なのかもしれませんね
※「香ばしい」について補足しておくと
ネットスラングで「胡散臭い」「痛い」「頭がおかしい」という意味があります
(ピクシブ事典参照)
「深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
「煮詰まる」についても言ってる人をSNS上で多数発見
『続く暮らし ふとした時
煮詰まる悩みや悲しみを
そこら中ぶちまけてしまいたくなるような時にこそ
止めるな匙 続け渇き
全ての未来に乾杯を』
「煮詰まる」を広辞苑で引くと
①煮えて水分がなくなる。
②議論や考えなどが出つくして結論を出す段階になる。「ようやく交渉がー・ってきた」
③転じて、議論や考えなどがこれ以上発展せず、行きづまる。「頭がー・ってアイディアが浮かばない」
③の意味と一旦解釈しそうになります
がしかし更に一歩考察してみると
スープを煮詰めている状況ですからむしろワードセンスを感じる
楽曲の制作をスープの製作に見立てて
これまで味わってきた悩みや悲しみを材料にして煮詰めているのです
極上のSOULSOUPを作り上げるために命を削りながら作業していく
そんな弱みの詰まったスープをぶちまけてしまいたくなる(曲をリリースしてしまう)
そこでまた有象無象からのリアクションが届いてくる
苦痛を伴う作業ですが手を止めないで続けていく…
それでこそ人生だろ、と問いかけているように感じます
ボーカル&曲の作者である藤原聡さんは
今年に入ってから喉の不調のためにライブ演奏を控えることになり
服用したと思われるステロイドの副作用とも闘いながらこの曲を作り上げました
歌詞を読めば読むほど彼の仕事に対峙する真面目さ・真摯な態度を感じます
「Anarchy」や「ペンディング・マシーン」などの曲を鑑賞して
この「SOULSOUP」を聞けばまた印象が変わる人もいるのではないでしょうか
曲の最後に
「Give Me 運命のカケラ
この世の奥に隠れた
そいつを掬い出すまで そして
一滴残さず飲み干すまで」
とあるように
挫けそうになりながらも
ネガティブな発信を続けている人々も含めて一人も残さずに
届くような言葉・曲を作り続けていくんだという決意を感じます
「掬い出す」が「救い出す」にも聞こえる
この主張は「Subtitle」にも読み取れると私は思っています
なんだか熱いものが胸に込み上げてきました
魂のスープ、一滴残さず食させていただきます 感謝
【追記】
X(旧Twitter)で情報を拾っていたら
「Curtis Mayfield の Move On Up」を話題にしている人がちらほら
なるほど!訳詞の内容をみて更に納得
Move On Up という発音がSOULSOUPの歌詞内にある「無謀な」と言っているように聞こえますね
和訳をしてくださっている方のサイトを引用させていただきます
「いつかきっと、みんなはあなたを理解してくれる
動き出そう(move on up)、あなたの目的地に向かって」
期間限定A5クリアファイル&特性どんぶり応募券配布フェアやってます
旧譜対象のようです
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